新入社員の皆様は、オフィスワークであれば特に電話当番を任されることが多いですよね。
慣れない電話に四苦八苦している頃でしょうか。
慣れないうちは大変ですが、慣れてしまえばすごく楽になりますので 頑張っていきましょう。
会社にもよると思いますが、かかってくる会社には本当によくかかってくる「営業電話」。
よくあるのが、電話機や通信回線を聞かれたりすることでしょう。
よくかかってくるほど、上司に回すこともできず「断っておいて」と言われることも。
……とはいっても、どうやって断ればよいのでしょうか。
一緒に確認してみましょう。
会社にかかってくる電話が営業だった時の断り方は?
断りたいけど、なんか申し訳ないような……。
……と思ってしまう優しい方もいらっしゃるとは思いますが、でも、よく考えてみて下さい。
自分に決定権がなく、事実上営業を受けられないのであれば、冷静に考えて断るしかありませんよね。
やんわり気を使って断るのであれば、最初に
「お電話ありがとうございます。折角ご連絡いただいて申し訳ありませんが…」
…等と前置きしてから断ると 角が立たずに済むかと思いますよ。
断り方の具体例としては、
「電話回線については決まったところにお願いしておりますので……」
「申し訳ありませんが、電話でのセールスの類はお断りしておりまして……」
等々、実際の職場の先輩の言い方を参考にしつつ、言いやすいセリフを用意しておくと便利かと思います。
また、断る際に伝えておきたいこととして、
・自分には決定権はないこと
・決定権がある上司などは留守にしている、あるいは繋げない
ということをはっきりと言うことが大切です。
ここまで言えば大抵の場合は切ってくれます。
営業の電話と普通の電話の見分け方とは?
慣れないうちは営業の電話とそうでない電話を見分けるのも難しいですよね。
よくある営業電話で、NTTの電話回線やNTTの代理店から、というものがありますが これらの「NTT関連の電話」はまず営業電話と思ってしまって問題ありません。
というのは、NTTから必要な手続きなどがあればハガキや封書で書面にて送られてくるからです。 上司や先輩から、「必要だから回して」と言われない限りは、不要であればはっきりと断ったほうが良いでしょう。
他には、慣れる必要がありますが、雰囲気でもだいたい分かるようになってきます。
ポイントとしては、あくまで会社にもよりますが 「やたら丁寧すぎる口調」か「ガラの悪い感じ」が出ていることが多いです。
また、早口で社名が聞き取りづらかったり、きちんと言わなかったり、というのも営業電話の可能性があります。
全てがそうとは限りませんが、電話を取っていると何となく分かるようにもなってくるので 参考にしてみてくださいね。
電話での営業がしつこい!こんな時は?
一度断っても何度も何度もかけてくる……。
そういった迷惑な営業電話に遭遇してしまった場合、困りますよね。 仕事の邪魔になってしまいます。
そういう時は「録音していますので」と相手に伝えるのが効果的です。
実際、こういった電話勧誘は法律でも禁止されている事項です。
経済産業省が管轄している、「特定商取引の再勧誘の禁止」にあたります。
参考サイト
調べる|特定商取引法とは|電話勧誘販売|消費生活安心ガイド
以下、上記サイト中段あたりを引用
電話勧誘販売に対する規制 【行政規制】
(2) 再勧誘の禁止(法第17条) 特定商取引法は、事業者が電話勧誘を行った際、契約等を締結しない意思を表示した者に対する勧誘の継続や再勧誘を禁止しています。(6) 行政処分・罰則 上記行政規制に違反した事業者は、業務改善指示(法第22条)や業務停止命令(法第23条)等の行政処分のほか、罰則の対象となります。
特定商取引に関する法律
以下、一部引用
第十七条(契約を締結しない旨の意思を表示した者に対する勧誘の禁止) 販売業者又は役務提供事業者は、電話勧誘販売に係る売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の意思を表示した者に対し、当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。
あまりにもしつこい場合は行政に相談するという手段もありますが、録音している旨や行政に相談しますよ、ということを伝えるとそれ以上はかかってこないケースが多いです。 よろしければご参考になさってください。
まとめ
営業電話に時間を取られすぎて、業務が進まない……ということのないように、スマートに切り上げられると良いですね。
もちろん初めは慣れないかもしれませんが、残業にならないようにするためにも是非、早めに慣れていただければと思います。