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退職メールを社内へ出す時の例文!一斉送信時の宛名は?出すタイミングは?

2017年9月4日

今や、終身雇用が当たり前ではない世の中。転職や独立による退職は珍しいものではありません。

喧嘩別れではなく、円満退社であれば、立つ鳥跡を濁さずといった形で、お世話になった社内外にお礼の挨拶を伝えて去りたいですね。

直接お礼を言えるのがベストではありますが、これだけビジネスが加速し、
関わる人が増えると全員に回るといったことは現実的ではないでしょう。

そこで特にお世話になった人にだけは直接あいさつし、関わってくれた人には退職メールという形で一斉送信でお礼を伝える形式でも、
失礼にはあたらないでしょう。

そんな退職メールですが、多くの人に読まれるとなると、宛名をどうするか、どのタイミングで送ればいいのか、
など色々と迷うことがあると思います。

そこで、今回は一つ例文を出し、それを解説する形でどのように書けばよいのか、といったイメージをつかんでいただければと思います。

社内へ退職メールを出す時の例文

タイトル:

退職のご挨拶

本文:

お世話になった皆様へ。

お疲れ様です。営業1課の山田です。

私事ではございますが、9月30日をもちまして、会社を退職することになりました。
本日が、最終出社日となります。

新卒入社から7年間、営業部にてお仕事をさせていただきました。
右も左もわからない中で、ついつい先走ってしまい、ご迷惑をおかけすることも多々ありましたが、
皆様の時に優しい、時に厳しいご指導を受けながら楽しく仕事に取り組むことが出来ました。
A社からの大口の受注を達成することが出来たのも人に皆様の献身的なご支援あってのことです。

退職後はIT業界にてWebディレクターを務めます。
全く未知の領域で、楽しみ半分、不安が半分ではありますが、
この会社で培った挑戦意欲と、粘り強さを活かし、新たなフィールドで活躍していきたいと思います。

本来であれば、皆様に直接伺ってお礼を申し上げるべきところ、略儀ながらメールにてのご挨拶のなりますことをお許しください。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。

退職後の連絡先はこちらです。(アドレス、電話番号など)

解説

タイトルから簡単に解説していきます。

タイトル

まず、簡単に「退職のご挨拶」など主旨が伝わるものでよいでしょう。
個別に逐一作成するのも負担が大きいので、社内へ一斉送信で問題ありません。
タイトルと差出人を見て、大企業などであれば、関わりがなかった人は読み流すことができる、
という意味でも、明示するのがよいでしょう。

宛名

宛名は、無難に「お世話になった皆様へ」で社内メールは問題ありません。

退職日

まずは、普通のメール通り名乗ったのち、いつ退職するのかを伝えます。
有給消化などで退職日と最終出社日が異なる場合は後者のタイミングで送るのがよいと思います。
その方が、退職するのを知って挨拶しに来たい、という人に対して親切です。

振り返り

これまで、どんな仕事に取り組んできたのか、そこでどんな成果を出してきたのか、
周りへの感謝の気持ちを伝えながら、振り返る形が良いでしょう。

書けることが何もないというのであれば、あえて書く必要はありません。

嘘を書く必要はありませんが、間違ってもここで不満や恨みつらみを吐き出してはいけません。
立つ鳥跡を濁さずです。大人な対応をこころがけましょう。

今後のこと

それから、伝えることに差支えがなければ、退職後、どんな道に進むかといったことも簡単に伝えられるとよいかもしれません。
もしかしたら、社内でつながりが薄かった関係者と新たな関係が生まれるかもしれません。

会社で学んだことを活かす、といったフレーズを入れておくと、より好印象かもしれません。

ただ、これも、例えば同業他社からのヘッドハンティングなどだと、書くことで心象を悪くする可能性があるので、
そういうケースではあえて書く必要はありません。

必ず書いておきたいこと

本当はみんなにお礼を言って回りたいけれどもメールでの挨拶で失礼します、という旨を伝えます。
この一文があるかないかで「メールで済ませるなんて失礼だ」というような印象を与えてしまうことを防ぐことが出来ます。

連絡先

最後に、改めてお礼の挨拶とともに、差し支えなければですが、退職後の連絡先も載せておくとよいでしょう。
退職後、在籍中に使っていた携帯電話やメールアドレスは無効となるのが一般的なので、
退職後に連絡を取りたいという人のために、連絡先を出しておくのが親切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
これはほんの一例ではありますが、今回の例文に沿って書けば、当たり障りなく、
しっかりと周囲に感謝の気持ちを伝えながら、最後の挨拶を行うことが出来るでしょう。

退職したら出勤はしなくなるとはいえ、今後どのような形で社内にいた人と関わるかは全く分かりません。
同じ会社で働いた仲間たちに対して、恥ずかしくない去り際を見せることが、その会社での最後の努めかもしれません。
退職時のメールで、改めて評価を上げることもできるかもしれないので、ぜひ時間をかけて書いてみてください。

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