毒親持ちの場合、結婚は知らせないということは可能なのか
私は毒親持ちで、
親から帰ってくるなというセリフを引き出したので
もうしばらく帰っておりませんが…
ふと思ったのが、結婚とかどうしよう、ということ。
恋人はいるのですが
挨拶とか、考えたこともありません。
これまでに親に大事な人との縁を切らされたこともあり、
以降、もう二度と大事な人は会わせない…と、そのとき、固く決めました。
ネットを見ると毒親に知らせず結婚したい、または結婚したという方もかなりいるようです。
後学のためにもすこし考えてみようと思います。
親の状態で、言うべきかどうかは変わる
こちら、根本的に親の状態で左右される話です。
大前提として、どうやっても話が通じず、初めから話し合いは不可能と思われるような状態を想定して考えていきたいと思います。
当然ですが、言えるなら言ったほうが良いです。
毒のレベルが軽かったり、言っても大した揉め事に発展しなさそうだったり…
ダメージが低く済むのであれば、言ったほうが場合によっては自分を守ることにつながるのかもしれません。
が、今回の記事ではそういった余地がないという前提で考えていきます。
報告することによってやっと掴んだ幸せが崩れる可能性を考えるだけで
恐怖で震えるという方もいると思うのです。
相手と相手の両親の理解
これは非常に大切です。
相手はもちろんのこと
相手の両親が毒親でなければ
洗いざらい話してみても良いかもしれません。
実の親より親身になってくれる、ということも多いようです。
人によっては、はじめて味方ができたかのような感動を覚えるかもしれません…。
抱え込まずに話してみてください。
今後、親とどういう付き合いをしていくのか
- 連絡は一切取らない(完全な縁切り)
- 最低限の連絡のみ(緩やかな縁切り)
結婚の報告をしない以上、このどちらかを目指したいところです。
既に独立していたら状況はそんなに変わらないかもしれません。
親の性格に合わせて対策を考える
・無関心な親の場合
追ってこないタイプの親だったら内緒で結婚、というより
無断で結婚も可能、かもしれません。
引っ越して携帯を変え、連絡先や職場を教えなければそれで終わるタイプです。
複雑なことを考えずとも、この方法で済むことも意外と多いようです。
・なにかのきっかけで追ってくる可能性がある親、の場合
こういう親の場合はそもそも住所や連絡先を知られているだけでも怖いですよね。
いつ狂ったように怒鳴り込んでくるか、そう考えただけでも恐怖です。
連絡を一切受けない、という強い意志でなんとかなるかもしれませんが
どうしても不安な場合は警察と役所に連絡をしておいても良いかもしれません。
【警察と役所への連絡について】
<警察>
・捜索願対策として警察に「捜索願不受理届」を出しておく
<役所>
・「住民票等の閲覧・交付制限」を出す
・自分の戸籍を親から分籍した後「戸籍の閲覧制限」を出す
いわゆる夫婦間のDV対策用の制度で、使えると思われる制度もあります。
まずは警察、役所に事情を相談してみると良いと思われます。
籍を入れるかどうかという問題
単純に相手といたいだけであれば同棲でも要件としては十分との考え方もあります。
戸籍に変動がなければ、単純に籍を入れるよりバレづらいためです。
子供が欲しい場合は、そうもいかないですけどね…。
親が後から結婚の事実を知るルート
- 親が自発的に戸籍を調べる
- 共通の知り合い(親戚、兄弟など)経由で知らされる
このどちらかが多いようです。
戸籍は前述したとおり、変更の有無で対策するべきかも変わります。
親族については、親族とも連絡を取らないようにするか、あるいは協力が得られる親族かどうかでも対策は変わってきます。
どこまで対策するか?を決める
公的に対策をしても、探偵などの手段が世の中にはあるため、
どこまでやるかというのも難しいところです。
大人になっていれば、もはや知られても絶対に連絡を受けないという覚悟を持って
ある程度強硬手段を取ることもできると思います。
とにかく、不安な場合は警察と役所に相談に行ってみるのが良いようです。