先日、白馬鑓温泉の混浴に入ってきました。
天気は生憎でしたが、非常に気持ちよく癒やされました。
そして、とても貴重な体験でした。
今回は白馬鑓温泉をご紹介します。
白馬鑓温泉とは?
長野県白馬村に位置する白馬鑓ヶ岳の2100m付近にある温泉です。
温泉ですが、気軽に行ける場所ではなく、4時間くらい登らないとたどり着けない温泉です。
あくまでこの日は、ですが、
白馬鑓温泉を目標に登る方よりも、白馬鑓ヶ岳等を縦走して来ている方のほうが多かったように思います。
(私は白馬鑓温泉目的で登りましたが…笑)
登山時期・ルート・風景
登山時期は8月後半でした。
小屋の営業時期は夏場(7月頃〜9月頃)のみになり、
小屋泊の場合は早めに予約しないとすぐいっぱいになってしまうそうです。
猿倉荘近くの駐車場に停め、猿倉荘からスタートです。
最初は舗装された道を進んでいきますが、途中で分岐があります。
鑓温泉に向かうルートと白馬大雪渓側に行くルートが分かれています。
大雪渓の方も2シーズン前くらいに行ったことがあり、これも素晴らしかったです。
(まぁ、今より登山なれしていなくて大変ではありましたが(苦笑))
今回は鑓温泉側へ。
分岐は結構わかりやすいと思います。
砂利道はここまでで、ここから登山道です。
道中は高山植物が結構自生していて、癒やされます。
少し前に五竜のゴンドラ(こちらも白馬村内)に乗り高山植物を見に行っていましたが、そちらで見たのと同じ種類が多かったです。
でも、進むにつれて、五竜では見なかったような珍しい植物もありました。
▼これは多分五竜で見なかったような…?
また、こちらの道は登山道の中で雪渓を通ることはなかったですが、
雪渓自体は見ることができました。
結構遠くからです。
下に川が流れているので、雪渓の下は空洞になっていたりします。
途中、こんな感じの橋が3つほどあります。
この日は少し雨が降っていましたが、行きは特に問題なく進むことができました。
水が近いのでなかなかの迫力でした。
「行きは」ですが…(笑)
余談ですが、帰りはこの橋…、
流されはしませんでしたが、大変なことになっていました(苦笑)
靴がびしょ濡れになりながらもなんとか渡りました。
さて、橋を超えてさらに登っていきます。
白馬鑓温泉小屋が近くなると、湯気が立っているのが見えてきて、テンションが上がります。
近くなればなるほど、川から湯気が立っているのが確認できます。湯量はとても豊富です!
そして到着!!
温泉
浴槽は
- 小屋付きの浴槽(女性用)
- 露天(混浴用)
- 足湯
の3つです。
8時〜9時の間のみ、小屋の浴槽が男性専用に、露天が女性専用になります。
混浴露天風呂
こちらは基本的に混浴の浴槽です。
私は今回は入らなかったのですが、
女性専用になる20時〜21時の間以外は水着必須かもしれません。
山小屋には用意はないため、こちらに入りたい方は準備していくのがオススメです。
小屋よりこちらのほうが景色は良いと思います。天気次第ですが;
小屋付きの浴槽
こちらは基本的に女性用です。時間帯によって男性専用にもなります。
女性は水着等がなければこちらで入ることになると思います。
中は浴槽の半分ほど屋根が付いていて、
この日は雨でしたが、雨もしのぐことができ長湯してしまいました。笑
とにかく気持ちよかったです。ずっと入っていられるくらいです。
山側の景色はほぼ見られないと思いますが、
夜(22時以降くらい)に入りに行ったら貸切状態で、星がとてもきれいに見えました。
足湯
こちらは翌日の出発前に入りました。
サイズ的には2人並んで入って丁度いいくらいでした。
どの浴槽もあくまで入浴のみです
石鹸類は使用禁止で、ドライヤー類はありません。当然ながら…。
混浴はわかりませんが、女性用のお風呂ではほぼ洗髪は諦めることになるかもしれません。
たとえ短髪でお湯のみの洗髪で良いと思っていても、洗い場はないので、他の方がいたりして結構やりづらいと思います;
美容効果
私は滞在中に2度入りましたが、顔の赤みが薄くなったのを感じました。
肌にはとてもいいと思います。おそらく、もう少し長く滞在できたらもっと肌がきれいになるのではと思うほど。
山小屋の食事
今回は1泊2食付き山小屋泊のため、山小屋で食事をいただきました。
こちらが夕食です。
そしてこちらが朝食です。
私は普段そこまで大食いではないのですが、
山小屋でいただくときは大体おかわりしてしまいますね…。笑
山だからというのもあると思いますが、栄養が体に染み渡っていくような感覚というか…。
たくさん動いたからでしょうか、普段の食事よりも美味しく感じられます。
まとめ
普通の山小屋には温泉なんてないので、山に登って温泉に入れるというのがすごく贅沢な体験だと思います。
普通の温泉よりもかなり大変な場所にあるので、温泉目的だとハードルが高いかもしれませんが、
貴重な体験ができることは間違いなしです。
興味のある方は、営業期間等ご確認の上、ぜひ登ってみてください。